1月3日付しんぶん赤旗に、昨年質問した貿易統計の秘匿処理をめぐって、財務省が改善の方向に動き出した記事が掲載されました。
貿易統計の中に秘密にされている品目があり、何が秘密なのかもわからない。しかも、その秘匿処理の実態を他の省庁にさえ、知らされていませんでした。
そもそも、その秘匿処理は、誰のために行なっているかと言えば「輸出入業者の営業上の不利益を与えないため」だと。
この秘匿処理は、まったく公表されておらず、業界団体を通じて、こういう処理ができると口コミで知らされているだけ、しかも、他の省庁さえ知らない。
本当に驚きの連続の質問でした。
何が秘密にされているのかわからなければ、貿易統計の何が正しくて、何が正しくないのか、わからない。
つまり、貿易統計全体の信頼に関わる。せめて他の省庁に秘匿処理していることを周知することと、品目、数量または価格のどちらかは明らかにすべきではないかと求めていました。
質問後、他党の議員はもちろん、自民党議員からも「まったく知らなかった」と驚きの声が寄せられました。
さすがに財務省も検討せざる得ない状況になり、品目を公表する方向に動き出したのだと思います。
情報を提供してくださった方をはじめ、秘書のみなさんたちと作り上げた印象深い質問だけに、一歩でも改善させる方向に動かせたのは、本当に良かったです。
どうな答弁が返ってくるのか、予想もつかない中でのドキドキの質問だったこともあり、かなり印象に残っている質問でもあります。
質問動画は…
http://saitokazuko.jp/movie
こちらの4月18日と5月17日です。