願い実現 議席の価値痛感
この2年間、日本共産党の議席の威力と重要さを痛感する日々でした。
最初の国会質問で、特別支援学校の教室不足問題を取り上げました。「視察に行く」と答弁した文科相は、実際に千葉県立柏支援学校を視察し「現場の苦労がわかった」「必要な支援をする」と話し、学校施設の予算が削られる中、優先して予算がつきました。
この問題は、国会でも千葉県議会や市議会でも繰り返し、わが党議員が取り上げ改善を求めてきた問題です。県議、市議の皆さんの力もかり、私も学校を視察し、先生に直接話を聞き質問を作り、現場の声を文科相にぶつけ、文科相が動きました。ここに日本共産党の強さがあると痛感しました。
日常的に地域支部が住民の切実な要求をつかみ、改善のために地方議員と一緒に頑張っている。その力が、国会質問に迫力を与え、政治を動かす原動力となるのだと実感してきました。まさに草の根の力を持つ日本共産党の強さがここにあります。
昨年12月、沖縄で米海兵隊のオスプレイが墜落しました。千葉県は1月から陸上自衛隊木更津駐屯地でオスプレイの定期整備がはじまります。事故を受け、千葉県も木更津市もすぐに防衛省に「1月からの開始見合わせ」を申し入れました。県と市の機敏な動きの背景には、11月15日に1300人の「オスプレイいらない」集会を超党派で成功させた住民の力、県議会、市議会でのわが党の追及があると思います。
国会で木更津のオスプレイ問題を取り上げたのは、私だけです。「もし斉藤さんが当選していなければ、国会で取り上げられなかったかもしれない」と言われた時、「地元の願いと結びついた日本共産党の議席の値打ちは計り知れない」と感じました。
数えきれない地元問題を取り上げられのも、(比例南関東で)21番目当選させていただいた力です。この党を強く大きく、必ず再選を勝ち取るために全力で頑張ります。
【さいとう氏の略歴】1974年千葉県船橋市生まれ。日本大学農獣医学部卒。党千葉県常任委員・青年学生部長として活動。14年衆院選で初当選。衆院農林水産委員。
(2017年1月7日・しんぶん赤旗)