「降下訓練始め」11カ国の軍隊が住宅密集地で憲法をふみにじる共同訓練
投稿日:2025年01月12日

1月12日(日)船橋市、八千代市、習志野市にある習志野演習場で「降下訓練始め」が行われました。

陸上自衛隊第一空挺団が、毎年の安全祈願で行われてきた「降下訓練始め」は、2015年の安保法制(戦争法)の強行成立以降、その主旨は変質してきています。

2017年にはじめて沖縄の米海兵隊が参加して以降、毎年のように米軍の参加が増え、2020年には、横田基地から米軍機が飛来するようになりました。

さらに、2023年にはアメリが軍以外のイギリス軍、オーストラリア軍が参加。

2024年には、さらに拡大し、 アメリカ軍 (約70人)、イギリス軍(約 20 人)、カナダ軍(約 20 人)、フランス軍(約 10人)、ドイツ軍(約 15 人)、オランダ軍(約 10 人)、インドネシア軍(約 5 人)と、7カ国が参加。

そして、今年2025年にはアメリカ軍、イギリス軍、オーストラリア軍、カナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、 イタリア軍、ポーランド軍、フィリピン軍、シンガポール軍と、11カ国が参加する、一大、多国籍の軍隊による共同訓練となっています。

しかも、10日には、国際空挺指揮官会議を行い、「インド太平洋地域の平和と安定のために空挺部隊が果たすべき役割」について議論し、現状認識及び今後の取り組みについて共有したとされています。

現地では、軍歌が流され、YouTubeなどでも中継が行われました。

およそ、二度と戦争はしない、軍隊は持たないと決めた憲法9条がある国とは思えないような、軍事的訓練が展開されています。

他国の軍隊が入って来る法的根拠はありません。「わが国が与える同意があれば良い」のだと、どんどん他国の軍隊が、国会での議論も、住民への説明もなく、ドカドカと私たちの生活空間に入って来る。

およそ法治国家とは言えない、状況が進行しています。

終了後は、「どこの空にもオスプレイはいらない@フナバシ」で、オスプレイの飛行停止と共に、11カ国もの軍隊が入ってきて行われた共同訓練に抗議し、多くのみなさんにお知らせする宣伝も行いました。

たくさんのみなさんにチラシを受け取っていただきました。

敵を作り、軍事的緊張を高める軍拡路線は、自衛隊員の命を危険にさらし、国民に戦火を呼び込む、本当に危険な行動です。

誰の命も尊い。奪ってはならない!!

当たり前のことを、主張できる日本の復活を!!