1議席の重み #比例は日本共産党
投稿日:2021年10月10日

2021年10月10日付 ちば民報

市民が中心に練り上げた政策を実現するために政権を作ろう!などということが、日本の歴史の中でかつてあっただろうか。

日本共産党綱領第4章(14)には、「民主主義的な変革は、・・・独立、民主主義、平和、生活向上を求めるすべての人びとを結集した統一戦線によって実現される。統一戦線は、反動的党派とたたかいながら、民主的党派、各分野の諸団体、民主的な人びととの共同と団結をかためることによってつくりあげられ、成長・発展する」

「統一戦線の発展の過程では、民主的改革の内容の主要点のすべてではないが、いくつかの目標では一致し、その一致点にもとづく統一戦線の条件が生まれるという場合も起こりうる。党は、その場合でも、その共同が国民の利益にこたえ、現在の反動支配を打破してゆくのに役立つかぎり、さしあたって一致できる目標の範囲で統一戦線を形成し、統一戦線の政府をつくるために力をつくす。」と書かれています。

まさに、私たちは、2015年9月19日の安保法制・戦争法が強行採決された日から、紆余曲折がありながらも、市民と野党の共闘という「統一戦線」を発展させ、政権をとり政府をつくろうという段階にまでもちこみました。

日本共産党が「いまだに暴力革命を掲げている政党である」というテレビを使った反共攻撃にも、多くの市民、識者、他の野党から「デマを流すなど許されない」と怒りの声があがり、訂正、謝罪せざるを得なくなった社会的認識の変化に、私は身震いしました。

この6年間、野党共闘から日本共産党を排除しようという動きは、さまざまな形で行われてきました。しかし、日本共産党を共闘から排除することはできず、とうとう「政策合意」「政権協力」で合意するところまで、市民のみなさんと一緒に歴史を動かしてきました。

これまで、誰も経験したことのない「未知の領域」に私たちは足を踏み入れることになります。ソ連東欧の崩壊、社会主義が終わったと言われながらも、気候危機がもたらす、逃げようのない災害に地球が覆われる中、「このままの資本主義で良いのか?」という社会構造そのもののあり方を問う流れが大きく広がり始めています。

「封建制」から「資本主義」へと「未知の領域」を生き抜いた先人たちと同様、私たちもまた新たな「未知の領域」へと一歩を踏み出そうとしています。それは決して平たんな道でないことは、これまでの経験からもあきらかです。

さあ総選挙!!みんなで作り上げた政策を実行する政権を、みんなの手で実現する、1か月の勝負がはじまります。比例は日本共産党!国民こそ主人公の政治へ!ぶれない日本共産党の議席奪還へ!全力を尽くします。