鳥インフル拡大防げ 経営再建が支援要請
投稿日:2021年02月24日

千葉県農民連と全国農民連は2月24日、千葉など各地で発生して いる鳥インフルエンザの拡大防止、農家・農場の経営再建への支援な どを求めて、農林水産省、厚生労働省、環境省に要請しました。千葉 県農民連の越川会長、森吉事務局長、農民連本部の笹渡副会長らが 参加。発生農家などへの迅速な補償と経営再建への支援、従業員の 生活を守る対策などを求めました。越川氏は、大規模農場での発生 が相次ぎ、殺処分した鶏の処分が追い付かず、悪臭を放っている実 態を紹介。経営再建への支援を求めました。養鶏経営者は、「衛生管理を徹底し てきたが、卵の出荷がゼロというのは初めて」と訴え。融資の見通しも立たず、 「このままでは経営破たんし、従業員の生活も守れない」と声を詰まらせながら語りました。 はたの君枝衆院議員、さいとう和子前衆院議員が同席。はたの氏は「緊急事態であり、鳥インフルの終息だけでなく、経営の再建へ緊急の手だてをして欲しい」、さいとう氏は「必要な資金繰りができるように、地 方の金融機関に対して、支援制度の周知を図るべきだ」と求めました。 鳥インフルエンザは、昨年11月以降、全国で50の感染事例が発生しています。採卵用のニワトリの羽数・農 家戸数ともに全国2位の千葉県内でも、11カ所で感染発生が相次いでいます。