自公に安定多数許すわけにはいかない 共産党躍進で安倍政権を倒そう
投稿日:2017年10月16日

日本共産党の小池晃書記局長は16日、千葉県内2カ所で街頭演説し、「自公に安定多数を与えて、憲法を変え、暮らしを踏みにじる政治を許すわけにはいかない。どうかみなさんの周りに広げに広げ、市民と野党の共闘を、日本共産党を勝たせてください」と訴えました。さいとう和子南関東比例候補(千葉13区重複)とともに、市川駅北口(千葉5区)では、野党共闘の山田あつし候補(立憲民主党)も支持を訴えました。

 冷たい雨と風を突いて、両駅頭には人垣が膨れました。市川駅北口で訴えた山田あつし候補は、「(希望の党によって持ち込まれた逆流で)野党共闘が瓦解(がかい)しかけたとき、『市民の手に政治を取り戻そう』と市民連合から強い働きかけをうけて決意した。その声が私を一歩前に踏み出させた」と熱く語りました。

 さいとう候補は、「日本共産党は、政党・政治家のための政治ではなく、国民のみなさんと結んで、国民の声を政治に反映させるためにたたかい続ける政党です」と千葉13区での勝利とともに比例での日本共産党の躍進を訴えました。

 小池氏は、安倍政権による秘密保護法や戦争法、「共謀罪」法などの憲法違反の法律の強行、「森友・加計」疑惑に見られる国政私物化、民意を踏みにじって強行する原発再稼働や沖縄の米軍新基地建設に見る強権政権を一つ一つ告発。「安倍政権を倒すことが、一番の国難突破だ」と力を込めると聴衆は「そうだ」の声で応えました。

 「今度の選挙は2票あります」と切り出し、小選挙区での市民と野党共闘候補の必勝を訴えたのに続いて、比例での日本共産党の躍進を訴えました。

 この中で小池氏は日本共産党が、(1)野党と市民の共闘を何よりも大切にしてきた党(2)異常なアメリカいいなり、大企業中心というこの国の政治の根本を正す綱領を持つ党(3)政党助成金も、企業・団体献金も受け取らず、国民の願いをまっすぐ政治に届ける党(4)95年間、一筋に反戦平和、国民主権を貫いてきた党―と強調。「政党のあり方が問われるこの選挙。市民との約束を95年間、裏切らなかった筋金入りのブレない政党、日本共産党を強く大きくしていくかどうかに、この国の未来がかかっている。未来に責任を持たない政治をもう終わりにしよう」と呼びかけました。

 市川駅北口では、村越祐民元民主党衆院議員、上野建一元衆院議員(新社会党)のメッセージが紹介され、新鎌ケ谷駅頭では新社会党本部の長南博邦書記長が応援演説に立ちました。(2017年10月17日・しんぶん赤旗)