習志野演習場の共同訓練
日本共産党千葉、神奈川両県委員会は9月14日、陸上自衛隊第1空挺(てい)団が14、15日に米軍機からの降下訓練を行うとしたことにたいし、防衛省に中止を申し入れました。はたの君枝衆院議員、さいとう和子衆院南関東比例候補(千葉7区重複)、沼上とくみつ同比例候補、丸山慎一前千葉県議、志位和夫委員長秘書らが参加しました。
米軍横田基地所属のC130J輸送機が、神奈川県の海自厚木基地(綾瀬市・大和市)で第1空挺団を搭乗させ、千葉県の陸自習志野演習場(船橋市・八千代市)降下訓練を行うもの。習志野演習場を使ったはじめての米軍との共同訓練です。
この訓練について、関係自治体への通告は11日の夕方でした。
参加者は「なぜ通達が直前になったのか。あまりにも突然すぎる」とただしたところ、防衛省担当者は 「習志野演習場周辺自治体には8月26日に、厚木基地周辺には9月10日に知らせた」と回答。しかし、情報は公開しないように口止めしていたことがわかりました。
さらに、「なぜ米軍機を使うのか」「なぜ厚木基地を使用するのか」については明確な回答を避け「国民の生命・財産を守るため、練度を高める必要があり、降下訓練の回数を増やすためだ」と明言しました。
参加者は「住宅密集地の中にある習志野演習場は場外降着事故を繰り返している。そのうえ日米共同訓練などとんでもない」と抗議し中止を求めました。 防衛省によると14日の降下訓練は天候不順で中止されました。
「しんぶん赤旗」2020年9月15日より