千葉・津田沼 志位委員長が訴え
日本共産党の志位和夫委員長は21日、次期総選挙で野党と市民の共闘の勝利、日本共産党の躍進をめざし、千葉・津田沼駅前で街頭演説を行いました。応援弁士の市民が野党共闘の発展へともに力を尽くすと表明。志位氏が、安倍・自民党の崩れが全国で起きているもとで、総選挙に向けて「安倍政権打倒のたたかいを全国で起こし、自民党政治を終わりにしようではありませんか」「核兵器禁止条約にサインする政府を被爆国日本でこそつくろうではありませんか」と訴えると、デッキや歩道にぎっしり詰めかけた聴衆から盛大な拍手と歓声が湧き起りました。
衆院南関東ブロックの斉藤和子衆院議員(比例・千葉13区重複)と千葉県内の小選挙区12予定候補が勢ぞろいし、安倍政権が9条改憲を狙うなか「95年間、戦争反対を貫いてきた共産党を何としても躍進させてください」(斉藤氏)などと決意表明。千葉13区市民連合の元山健・龍谷大学名誉教授が「国民のために野党が協力し、人間らしい生活、平和な国をつくろう」と呼びかけました。
志位氏は、「森友・加計疑惑」の真相の徹底究明に力を尽くすと表明するとともに、憲法破壊を許さず、立憲主義を取り戻すために、特定秘密保護法、安保法制=戦争法、「共謀罪」法―「戦争する国づくり」の3点セットを廃止するたたかいを全国で起こそうと訴えました。
志位氏は、9条改憲について、東京都議選で痛烈な「ノー」の審判が下されたにもかかわらず、安倍晋三首相が国会発議に向けて“予定通りやる”としていることを厳しく批判。「世界に誇る日本の宝=9条を守ろう。このたたかいを全国で起こしましょう。総選挙では、野党共闘の勝利、共産党躍進で、憲法破壊を許さず、立憲主義を取り戻そうではありませんか」と呼びかけました。
経済政策の切り替え、格差と貧困をただす日本共産党の「四つの改革」を縦横に語り、「1%の富裕層や大企業のための政治でなく、99%の国民のための政治を」と訴えました。
最後に志位氏は、「国連会議」での核兵器禁止条約の採択という歴史的壮挙について報告。「日本政府が、これまでの態度を抜本的に再検討し、禁止条約への参加を真剣に検討することを強く求めます。自民党政府がやらないというなら、私たちがやる。野党と市民の共闘を発展させ、被爆国日本でこそ核兵器禁止条約にサインする政府をつくろうではありませんか」と呼びかけると、聴衆は「そうだ」の声と大きな拍手で応えました。
(2017年7月22日・しんぶん赤旗)