気候危機「子どもの目の前から未来が消えていく」深刻なことをユーモア交えて…千葉県母親大会
投稿日:2024年11月10日

11月10日午前中は、船橋の本町支部のみなさんと選挙についての意見交換。

午後は、第66回千葉県母親大会in船橋に参加しました。

講演は、プロダイバーで環境活動家の武本匡弘さんの「海の中きら地球が見えるー気候危機と平和の危機ー」

武本さんは、全国展開するダイビングショップの社長さんだったそうです。しかし、どんどんきれいに広がる珊瑚が白化し、海が枯れていく状態を目の当たりにする中で、「子どもの目の前から未来が消えていく」という危機感から、ダイビングショップを後継者に譲り、「環境活動家」として2014年から活動を開始。

ヨットを買って、太平洋での調査を始めた。

珊瑚が白化して、魚がいなくなり、島々では自給できなくなる。

マーシャル諸島では、海面の上昇で国土が奪われ、難民要請を出している。

二酸化炭素排出国上位10カ国が、全体の7割を排出。無意識の加害者となっている。

太平洋は、ゴミだらけ、プラスチックスープの海になっている。

2050年までに化石燃料を使わないを目標にしているが、早急にやる必要がある。

透き通るプランクトンの中に、化繊の繊維が入ってしまっている。

「プラスチックフリーストアー」が、ニュージーランド、オーストラリアでは、広がっている。

日本でも作ろうと、「エコストアー パパラギ」を立ち上げ、https://ecostorepapalagi.com

量り売り、固形シャンプー、化繊を使わないスポンジを開発して販売している。

海亀が絶滅危惧種になっている。オスとメスは、卵が孵化するための温度で決まる。27度以下ならオス、以上ならメス。砂浜の温度が上がり、ある調査では、オスとメスの比率が、1対116だったと。

お店に来てくれる人は、消費者ではなく、世の中を変えていく仲間。社会の空気を変えていく。

気候危機を個人の問題にするのではなく、政治に落とし込んでいくことが大事。

世界の軍事活動で、二酸化炭素排出は、5.5%。数年前の試算なので、いまは、もっと増えていると思う。

核の兵器の0.8%が爆発すれば、地球は永遠の夜、核の冬となる。

戦争などしてる場合ではない。

技術が悪いのではなく、政策が間違っている。

読者の購読料で成り立っている新聞が必要だし、

声を上げることが社会を変える!!

ユーモアたっぷりで、笑いが絶えない講演に、惹きつけられっぱなしでした。

深刻な話を、眉間にシワを寄せてやってはダメ!!

本当にその通りだなと。

帰りには、みんな笑顔で、楽しかった、ためになったと口々に。

「あら、斉藤さん、選挙おつかれさま」と、たくさんの方から、声をかけていただきました。