米軍が技術者訓練 近く飛来へ
在日米海軍司令部の12日付ニュースによれば、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で垂直離着陸機オスプレイの整備工場の開所式が12日に行われました。
米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22に加え、2019年度以降の配備が狙われている陸上自衛隊オスプレイの整備が計画されています。昨年末の沖縄県名護市での墜落で安全性への懸念が高まる中、MV22が整備のため近く同基地に飛来する危険があります。
式典には、整備企業として米軍と契約を結んだ富士重工業や陸自に加え、米海軍厚木基地(神奈川県)に所属する西太平洋艦隊即応センター(FRCWP)幹部らが出席。MV22担当者は「米国防総省の供給システムを使いこなせるような富士重工の作業員を訓練する」と発言しました。
同ニュースによれば、整備が開始されると同時にFRCWPが技術支援を行うとしています。また、日本人技術者の訓練は第1海兵航空団が担当し、1月中旬までに開始。オスプレイの整備は訓練開始後、ただちに行われる見通しです。
防衛省は昨夜11月21日の衆院決算行政監視委員会で、日本共産党の斉藤和子議員に対し、普天間基地配備の24機を念頭に、①米軍オスプレイは5年に1回定期整備が義務付けられている②1機あたりの整備期間は3~4ヶ月、年間5~10機程度-との見通しを明らかにしました。(2017年1月15日・しんぶん赤旗)