7月10日、陸上自衛隊のオスプレイが木更津駐屯地に飛来し、同駐屯地への「暫定」配備が始まりま した。防衛省は今後段階的に配備し、2021年度末までに17機体制とする計画です。陸自はすでに今年3 月、同駐屯地の第1ヘリコプター団の下に、初のオスプレイ部隊となる「輸送航空隊」を新編していま す。オスプレイは米軍岩国基地から米側の操縦で午後4時すぎに到着。今後、機体や付属品の点検ほか、 教育訓練などを行った上で、試験飛行を実施します。防衛省は「暫定」配備を5年以内とし、木更津市 と合意文書を交わしていますが、佐賀空港への配備にめどがたっていません。
オスプレイ配備に抗議
同日、オスプレイの配備に抗議する同駐屯地前での抗 議行動に、県内外から150人が参加。沖縄県宮古島からも 駆けつけ「宮古にも石垣にもオスプレイは来させない。 ともにたたかおう」と連帯の決意を述べました。 はたの君枝衆院議員、さいとう和子衆院比例予定候補 (千葉7区重複)、県内の地方議員らも参加。はたの氏は「2 度の中止で『雨と風に弱いオスプレイ』がハッキリした。 このまま木更津に恒久配備はさせない。佐賀にも配備させない。一緒に頑張ろう」と呼びかけました。
配備撤回へ24万署名 住民団体、防衛省に提出
木更津市の住民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」は7月9日「オスプレイの木更津基地暫 定配備の撤回を求める署名」24万人分を防衛省に提出しました。参加者からは、「暫定配備5年は約束 できるのか」「木更津がなぜ適地なのか」など質問がでました。防衛省担当者は「(5年は)あくまでも努力目標」「木更津駐屯地には1500m滑走路、大きな格納庫」があり適地であると、従前の説明を繰り返しました。要請には日本共産党の鈴木秀子市議、立憲民主党、無所属の市議らも同席しました。