農民連女性部総会始まる
農民運動全国連合会(農民連)女性部の第28回総会が6日、静岡県伊豆の国市で始まりました。日程は7日までの2日間です。
久保田みき子部長は開会あいさつで「安倍政権の暴走を止め、平和な日本、農業を守るため、広範な人々と手をつなぎ、政治を変えるたたかいを広げよう」と呼びかけました。
藤原麻子事務局長が議案報告をしました。「安倍政権によるアベノミクス農政は、農協解体攻撃、価格保障制度の解体などブレーキのない暴走状態に突入している」と強調。米価低迷などによって農業の基盤が弱体化していると述べ、「ゆがんだ政治と経済の構造を変えなければ、農業と経営を守ることはできない。農政を変え、農山村を再生する担い手をとして奮闘しよう」と呼びかけました。
今年の課題として▽日米FTA(自由貿易協定)などの人々の命を脅かす貿易協定をはねかえす▽農産物の価格保障を確立し生産を守る▽分野を超えた女性のジェンダー平等とあらゆる性と人種を大切にする世界を実現する運動を進めることを提起しました。
農民連の笹渡義夫会長、日本共産党の斉藤和子衆院議員、日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長が来賓あいさつしました。
(2017年2月7日・しんぶん赤旗より)