飛ばないのは4時間 眠れない
成田空港(千葉県成田市)運用時間拡大に反対する連絡会準備会は16日、国会内で、国土交通相あてに、成田空港の運用時間拡大案の撤回を求める署名1650人分を提出して、同省の担当者と交渉しました。
さいとう氏ら共産議員参加
地元住民とともに日本共産党の、さいとう和子衆院議員(衆院南関東比例・千葉13区重複候補)と同秘書、丸山慎一県議、川副邦明党県副委員長、鵜沢治成田市議、山崎義貞横芝光町議が参加しました。
国が首都圏空港機能強化の方針を掲げるもとで、成田国際空港会社(NAA)は、成田空港開港時の約束である航空機の運用時間を午前6時から午後11時までとしていたものを、午前5時から翌朝の午前1時までに延長することを提案し、現地説明会を開いています。
交渉で参加者は「運用時間の延長はとても許せるものではない」「こんなことをやられたら成田空港周辺には住めなくなる」「航空機が飛ばない4時間では眠れない」「説明会では150世帯の地区で2人だと人数制限がある」と訴えました。
国土交通省成田国際空港企画室専門官は「説明会で反対の声があるのは承知している。今後も双方向で話し合い、期限を設けず説明し、理解が得られるまでやりたい」と答え、説明会のもち方について「意見があったことは伝える」と述べました。
(2017年2月18日・しんぶん赤旗より)