憲法破壊、民意踏みつけ、国政私物化 共産党躍進で安倍政権を退場させよう
投稿日:2017年09月27日

志位委員長が訴え 千葉  駅前に人垣ぐんぐん

日本共産党の恣意和夫委員長は27日、10月10日公示、22日投開票が想定される総選挙に向けて千葉市・千葉駅前で街頭演説を行いました。人垣がぐんぐんと膨れ上がり、駅前は聴衆でぎっしりいっぱいになりました。「森友・加計疑惑隠し」を狙う臨時国会冒頭解散は国民の世論と運動で追い詰められた結果であり、「安倍政権を退場に追い込む歴史的チャンスです。市民と野党の共闘の成功、日本共産党躍進を」と力を込めた志位氏の訴えに、盛大な拍手と歓声が沸き起こりました。

千葉県市民連合運営委員の宮本理恵さんは「平和憲法を守るためには、野党と市民の共闘の道しかない」と訴えました。

さいとう和子衆院議員(千葉13区・比例)、大西わたる予定候補(同12区・比例)が決意を述べ、さいとう氏は「住民の願いを国会へ届けるために勝ち抜く」と表明。各小選挙区予定候補が訴えました。

志位氏は「総選挙の最大争点は、安倍暴走政治をこのまま続けさせていいのか―ここにあります」と述べ、憲法を壊し、民意を踏みつけにし、国政を私物化してきた安倍暴走政治を告発。「数におごった安倍政権に、総選挙で退場の審判を下し、政治を国民の手に取り戻そうではありませんか」と呼びかけると、聴衆は盛大な拍手と声援で応えました。

さらに志位氏は、▽北朝鮮の核・ミサイル問題の外交的解決と安保法制=戦争法の廃止▽消費税10%大増税の中止、格差と貧困をただす経済民主主義の改革▽安倍政権による憲法9条改定を許さない▽核兵器禁止条約にサインする政府をつくる―という大争点と、日本共産党の提案を縦横に語り、安倍政権に厳しい審判を下そうと訴えました。

この中で志位氏は、安倍晋三首相が解散の口実として急きょ、「消費税10%増税分の一部を教育・子育てにまわす」と言い出したことについて、「『教育・子育て』という国民の切実な願いを逆手にとって、2度も延期を余儀なくされた『10%』への大増税を、今度こそ国民に押し付けようという“10%増税宣言”です」と批判。8%への増税が深刻な消費不況をもたらしたとして、「10%への大増税を強行すれば、経済も暮らしもどん底になるのは、火を見るよりも明らかです。10%への大増税はきっぱり中止するしかありません」と訴えました。

その上で、日本共産党の掲げる、格差と貧困をただす経済改革を訴え。大企業・富裕層への応分負担を求める税制改革、大軍拡と大型開発にメスを入れ、社会保障、教育、子育ての予算を増やす、中小企業や農業への支援などを提案し、「1%の大企業や富裕層のための政治でなく、99%の国民のための政治を」と訴えると、盛大な拍手と歓声が起こりました。(2017年9月28日・しんぶん赤旗)