選挙の4月がやってきます。
3月31日に千葉県議会議員選挙が告示され4月9日投票。
日本共産党は2議席から5議席へ
(柏)加藤英雄県議、
(松戸)みわ由美県議、
(船橋)丸山慎一前県議、
(花見川区)白石ちよさん、
(市川)浅野ふみ子さんが挑戦します。
同時期に行われる千葉市議会議員選挙には
(中央区)のじま友介さん、
(花見川区)中村きみえ市議、もりた真弓市議、
(稲毛区)あぐい初美市議、
(若葉区)野本信正市議、
(緑区)かばさわ洋平市議、
(美浜区)佐々木ゆうき前市議、7名が挑戦します。
どうか全員の勝利のために力を貸して下さい。
この前半戦での全員勝利の勢いで、さらに4月23日投票の船橋市、市川市、流山市など16の市議会議員選挙(16日告示)、4つの町議会議員選挙(18日告示)の党候補全員勝利のために、どうか力を貸して下さい。
どこもかしこも大激戦です。
日本共産党には風は吹いていません。支持を広げない限り自然に当選することはあり得ません。だからこそ、各議会での日本共産党の県議、市町議員の活動や実績を伝える必要があります。それが伝われば、どこでも日本共産党の議席は絶対に必要であることははっきりします。この間、千葉県内で行われた中間選挙の応援に行き私はそのことをいやというほど実感してきました。
例えば、4年前議席を失った一宮町では「国保」「介護」と議事録検索をかけたら、出てきたのは4年前の日本共産党議員の名前でした。
南房総市では「介護」と検索したら日本共産党の議員と公明党が出てきましたが、公明党は「値上げ」の賛成討論でした。さらにオスプレイ緊急着陸の問題で、夜間の爆音に墜落の恐怖を感じたと住民の声を代弁し中止を求めたのも日本共産党の議員だけです。
どこでも日本共産党の1議席は、住民のみなさんの願いと結びついた議席です。それを失うことは、4年間、国保や介護の値上げに誰も反対せず、給食費無料など、住民の切実な願いを届ける人が誰もいない状態になるということです。どうか、声をかけてください。支持を広げてください。力を貸してください。
私も、4月23日投票の千葉5区補欠選挙に挑戦することになりました。政治資金規正法違反による議員辞職にともなう選挙です。
私は、2014年にみなさんのお力で国会に押し上げていただき、安保法制・戦争法が強行採決される大激動の約3年でした。あれから8年この国はどこに向かっているのでしょうか。
千葉県内では、木更津駐屯地にオスプレイが配備され、全国で訓練が展開され、軍隊ではないはずの自衛隊は、米軍との共同訓練を日常的に行う。習志野演習場では、米軍のみならず、オーストラリア軍、イギリス軍まで参加をした共同訓練が行われました。米軍はこの訓練について「実際の作戦や有事のシナリオに基づき、統合部隊としての対処能力を実践する」「我々は、常に陸上自衛隊の部隊と連携を図り、資源を有効活用し、同じ環境下で協力しながら作戦を実行している」と横田基地の指揮官は言及しています。この米軍のいう「同じ環境下」とは何でしょうか。アメリカが起こす戦争ということです。すでに、自衛隊は完全に米軍と一体化した実践訓練を行っています。5年間で43兆円の防衛費増額は、装備の面でも米軍を補完し、戦争できる体制を整えるということです。日本を守るためではなく、アメリカに火の粉が飛んでこないように日本の再軍備化を一貫して求め、日本を「反共の防波堤」と位置づけてきたのがアメリカです。
そもそも、日本経済は成長が止まった国、賃金が上がらない国になっています。その打開に、原発の再稼働(60年以上)に新増設。軍需産業で経済を立て直す大軍拡時代へと突入しようとしているのではないでしょうか。
さらには、ゼネコンには、3月2日の参院予算委員会で小池晃書記局長が示した約300の自衛隊基地の地下化などで予算が流れる。
ちなみに、千葉県で基地強靭化対象区域になっているのは、【陸自】松戸駐屯地、習志野駐屯地、下志津駐屯地、木更津駐屯地、【海自】館山航空基地、下総航空基地、【空自】木更津航空基地、木更津基地、習志野分屯基地、峯岡山分屯基地【機関】電子装備研究所飯岡支所です。
浜田防衛大臣(千葉12区)は、集団的自衛権の行使により相手国からの攻撃はないかと問われ「わが国に被害を及ぼす場合もあり得る。大規模な被害が生じる可能性も完全には否定できない」と答弁しています。
基地は地下化して守られるが、その周辺にいる住民はどうなるというのでしょうか。そんな全面戦争を想定した戦争の準備のためにわれわれの税金を43兆円もつぎ込む必要が本当にあるのでしょうか。誰のためなのでしょうか。本気で国民を守るなら、戦争させないために働くのが政治の役割です。
戦争は必ず誰かを犠牲にします。犠牲になった人を思う人々は悲しみと怒り、憎しみをもち、それが新たなテロや戦争へと導く。そういう人の命を国家が犠牲にするのはやめよう!と、軍隊を持たず戦争放棄を誓ったのが、日本国憲法であり、憲法9条ではないでしょうか。
日本がやるべきは一部の利権にまみれた人たちと一体となった政治をすすめることでも、アメリカのために戦争することでもありません。人々がより良く幸せに平和のもとで生きられる社会を作ることです。その先頭に本来、日本は立てる国なのです。
反戦平和を命がけで貫いた日本共産党の議席が、日本の未来を左右する時だからこそ、各議会に必要です。
子どもたち孫たちの未来に必要なのは、戦争でも武器でもなく、豊かな地球環境と食料こそしっかり残したい。その道は、一人ひとりの選択にかかっています。
共にがんばりましょう。
さいとう和子
「ちば民報」へ寄稿