国保料引き下げ カジノ誘致反対 28日投票
14日告示(28日投票)された千葉市長選で、労働組合や民主団体、日本共産党が参加する「あたらしい千葉・みんなの会」が擁立した、千葉西民主商工会前副会長の大野たかし候補(47)=無所属新、日本共産党推薦=がJR千葉駅前で、第一声をあげました。
大野候補は「財政難を理由に、国民健康保険料値上げや難病見舞金廃止など223億円も市民サービスや福祉をカット。一方で大型開発には264億円もつぎ込んできた」と2期8年の熊谷市長を批判し、「大型開発優先の市政を変えたい。市民一人ひとりが大切にされる千葉市を実現するためにがんばる」と訴えました。
大野候補は「まず進めたいこと」として、▽小中学校普通教室へのエアコン設置▽6年間連続値上げされ、高くて払えない国保料の1世帯1万円の引き下げ▽幕張新都心に進められているカジノ誘致計画反対▽事業費298億円の市役所建て替え計画の見直し凍結などを挙げ、「新庁舎建設に298億円のお金があるなら、エアコン設置、国保料の引き下げ、削られた福祉の復活に税金の使い方を変えよう」と呼びかけました。
第一声では、日本共産党の、さいとう和子衆院議員(南関東比例・千葉13区重複候補)、「同みんなの会」に参加している労組や民主団体の代表らが応援演説を行いました。
選挙戦は、現職で3期目をめざす熊谷俊人氏(39)=無所属、民進党県連と公明党県本部支持=との一騎打ちです。
(2017年5月16日・しんぶん赤旗)