11月5日(火)オスプレイの事故の件で防衛省への要請を行いました。
丸山慎一県議、金光りえ船橋市議、葛原茂南部地区委員長、川副邦明県副委員長、はたの君枝元衆議院議員、私、さいとう和子、志位秘書などが参加しました。
選挙期間中に行われれた大規模な日米の共同訓練「キーンソード25 」で、27日に与那国島で離陸しようとした陸上自衛隊オスプレイが、バランスを崩し、損傷した事故を受けて、陸自オスプレイの飛行停止が行われました。
米軍機オスプレイの屋久島沖での墜落事故に続く、重大事故です。搭乗していた16人の自衛隊員にはケガもなく幸いでした。
しかし、一歩間違えれば、本当に人命に関わる重大事故になりかねません。
防衛省は、事故調査委員会を立ち上げて検証を進めている最中でと、詳細は答えず。
しかも、ノルウェーの墜落、屋久島でも墜落事故も、原因となる部品は特定したものの、なぜ、それが不具合を起こしたのか、その原因はいまは明らかにされていないにも関わらず、機体に問題はない、安全だと繰り返す防衛省に、人命を預けることができるだろうかと!?と、非常に危機感を持ちました。
しかも、事故調査委員会は、統合幕僚監部のもとに置かれ、メンバーは日本側だけだと。
しかし、オスプレイの定期機体整備でも、操縦訓練などあらゆる面でアメリカ主導で行われており、この間の事故に関してもアメリカ側が調査したものを、防衛省は伝えているだけにすぎません。本当に日本側だけで調査ができるのか、仮にできたとしても、その結果が信用できるものか、本当に危ういと感じました。
やはり、飛ばさないのが1番だと要請しました。
続いて、11月7日に米軍機を使った降下訓練はじめが、10月に続いて、今年から3回目行われることについて、聞き取りを行いました。
2020年(令和2年)7月以降、米軍機を使用しての降下訓練が行われるようになり、年に1回から2回になり、とうとうことし3回目が行われることになります。
しかも、習志野演習場は、住宅密集地であり、10月には40分に渡って米軍機が旋回しながら、降下されなかった。近くには、高校も小学校もあり、住民も騒音で迷惑していると、金光りえ市議が訴えました。
また、自衛隊員の練度を高めるため、自衛隊の要請に応えて米軍と調整していると。住民への配慮はないのか、という問いには、明確な回答がありませんでした。
しかも、この米軍機からの降下はこれまでに、16回うた9回が習志野演習場で行われており、住宅密集他でわざわざやる必要があるのか、訓練地の判断は自衛隊が決めているのか!?という、基本的な質問も、あいまいな回答でした。
だいたい、自衛隊は軍隊ではないはずなのに、正規の米軍と、実践的な共同訓練を繰り返し、訓練ではなく演習だと繰り返す防衛省は、国民や自治体に、しっかり情報提供をすべきだと、改めて痛感しました。
本当に、安保法制成立以来、雪崩のように、建前すらくずれていっていると痛感します。