オスプレイ墜落 日本共産党国会議員団 防衛省に申し入れ
投稿日:2016年12月14日

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新型輸送機オスプレイが沖縄本島東海岸に墜落した事故を受け、日本共産党国会議員団は14日夜、防衛省に緊急の申し入れを行い、国内での運用中止と配備撤回を強く求めました。斉藤和子衆院議員、赤嶺政賢衆院議員、宮本徹衆院議員が参加しました。
 赤嶺氏は「沖縄国際大学での墜落事故を想起した。パイロットの腕の問題ではない」と指摘。「沖縄県民の不安を無視してはならない。少なくとも米軍の事故に関する報告書が出るまでは飛ばしてはならない」と要請しました。
 宮本氏は「海もなく住宅街が近い横田基地で同様の事故が起きればさらに重大なことになる。日本への配備そのものをすべてやめるべきだ」と強く主張しました。
 対応した小林鷹之防衛大臣政務官は「米軍は機体の損傷はなかったというが、今回はハイそうですかというわけにはいかない。その証拠を示せと米側に求める」と回答しました。
 斉藤氏は「米側にキチンとものをいい、安全を確認するのは当然だが、それだけでは足りない。住民が納得することがもっとも重要だ。木更津市が再度提出を予定している要請には100%応えるべきだ」と述べ、「そもそも、初めての国内での事故。その衝撃は計り知れない。これ以上オスプレイが日本の上空を自由気ままに飛ぶことは許せない。1月から予定されている木更津駐屯地のオスプレイ整備拠点運用開始など、とても受け入れられない」とすべての国内配備の撤回を強く求めました。
(スタッフK)