2016年4月23日(土)
TPP撤回に追い込もう 食健連など 国会前で座り込み
環太平洋連携協定（TPP）批准阻止を求めて22日、農業、医療、消費者などの各分野の代表が衆院第2議員会館前で座り込み、「国会決議を守れ」「国民の食料と健康を守れ」などと訴えました。国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会と中央社会保障推進協議会が呼びかけたものです。
衆院TPP特別委員会は、政府が提出した“黒塗り”の交渉資料や農産品の重要5項目の3割が関税撤廃で残りの品目もすべて関税削減など「無傷」のものはないことなど、審議の冒頭から極端な秘密主義と国会決議違反が明らかになっています。
農民運動全国連絡会（農民連）の白石淳一会長は、TPP審議の先延ばしが報道されるなか、油断せずに廃案までたたかう決意を表明。「日本共産党はじめ野党議員の奮闘と全国の運動が安倍政権を追いつめている。運動を広げ、TPP撤回させるまでたたかいたい」と話しました。
米や麦、大豆など家族で農業を営む佐賀県農民連の古川文一会長は、地元で集会を企画するなど運動を強めていることを紹介。「農業に生きがいをもってやっています。TPP反対、農民の生活を守ることは人間の尊重を守ることです」と話しました。
日本共産党の畠山和也。斉藤和子の両衆院議員が国会情勢を報告しました。
