2016年5月29日(日)
TPP推進政党に審判を 参院選勝利へ 全国食健連が総会
「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は28日、東京都内で総会を開き、参院選挙で環太平洋連携協定(TPP)の推進勢力に審判をくだし、農業と食を守る共同を広げる運動方針を確認しました。
主催者あいさつで農民連の白石淳一か遺著は、TPP協定の批准見送りは、国会論戦と結んだ市民運動の成果であり、以前から共同運動してきた食健連の役割が大きいとのべ、「参院選では、市民と野党でTPP勢力を少数に追い込もう。食と農、健康、環境を守る運動を広げよう」と呼びかけました。
坂口正明事務局長は、全産業・国民に大きな被害を及ぼすことを分析したリーフレット『そうだったのか!TPP』や新しい食健連のビラも使い、学習と宣伝、農協などへの働きかけを強めることを強調。農業、農地、農協に内外大企業が狙う状況もあるとし、「おいしい日本食を囲み、食べて学んで交流する食健連運動が今こそ大事だ」と訴えました。
参加団体や地域の代表は、農協や自治体へのTPP反対の署名、学校給食の地場産利用、遺伝子組み換えや添加物の危険性を学ぶ中でTPP反対の共同を広めた活動を交流。参院選1人区で野党統一候補が決まったことを歓迎し、「安倍政治を変える絶好のチャンス。必ず勝利する」との発言が相次ぎました。
日本共産党の斉藤和子衆院議員が「『食料は日本の大地から』の声を広げ、TPPを阻止しましょう」と連帯のあいさつをしました