【赤旗】TPP批准するな 自給率向上求め国会行動 2016年2月20日
投稿日:2016年02月20日

2016年2月20日(土)
TPP批准するな 自給率向上求め国会行動  全農協労連、署名提出
 全国農業協同組合労働組合連合会(全農協労連)は19日、春の産別中央行動として、環太平洋連携協定(TPP)の批准阻止を訴えるとともに、食料安定供給の確立、食料自給率向上、農業予算増額を求める1万8千人ぶんの請願署名を提出する集会を衆院第2議員会館で開きました。
 斎藤裕委員長は「署名の取り組みは春のたたかいがヤマ場だ。運動の前進に向け、職場・地域で奮闘していこう」とあいさつしました。
 衆参両院で農林水産委員を務める日本共産党の紙智子参院議員、斉藤和子、畠山和也両衆院議員が参加。紙氏は「みなさんと力をあわせ、TPPの批准を必ず阻止したい」と語り、斉藤氏は「自給率向上へみなさんと心ひとつに頑張る」、畠山氏は「みなさんの声を受け国会論戦に力を尽くす」と話しました。
 北海道から鹿児島まで各地から55人が参加。紙、斉藤、畠山の各氏に請願署名を手渡しました。
 集会後、農林水産省に対し、TPPで「長期的にすべての農産物の関税撤廃」が規定されていることを明らかにして国民的議論をすること、食料安定供給の確保に向けた食料自給率向上と農業予算の抜本的増額、家族農業を土台にした農業政策への転換を要請。全国農業協同組合連合会(全農)にはベースアップ(月例賃金引上げ)などを要求し、交渉しました。