2016年9月30日(金)
迫力ある代表質問に感銘 戦争法具体化阻止へ共に 志位委員長 傍聴者と懇談
日本共産党の志位和夫委員長は28日、衆院本会議での代表質問後、東京、神奈川、千葉、埼玉など1都3県から傍聴に参加した市民ら約50人と国会内で懇談しました。
戦争法やTPP(環太平洋連携協定)、改憲問題などで安倍晋三首相をただした志位氏は、「
首相は南スーダンの状況を『内戦状態ではない』と答弁するなど、うそとごまかしの答弁を並べた」と指摘し、引き続き追及を強めていくと強調しました。
改憲問題では、「自民党改憲草案」を「ベース」に、憲法審査会で議論するのが自民党の方針だと首相が事実上認めたことに「憲法審査会で自民党案を議論させないという一点で、野党共闘を進めます」と語りました。
参加者からは次期衆院選での野党共闘の展望を聞かれた志位氏は、「共通政策を豊かにするなど野党間での協議を進める。年明け解散の話も出ているが、野党側が主導権を握って安倍政権を追い詰めるたたかいをしたい」と述べました。
畑野君枝、斉藤和子の両衆院議員も駆けつけ、「社会保障改悪の問題など、安倍政権への追及を強めていく」などとあいさつしました。
傍聴した千葉県松戸市の男性は「愛国心をことさら強調して、9条改憲や戦争法の具体化を進めると答弁する安倍首相は許せない。若者を戦場に送らないために、皆さんと力を合わせる」と訴えました。
東京都八王子市の男性は「志位さんの迫力ある質問に感銘を受けた。戦争する世の中を繰り返さない取り組みを広げたい」と話していました。