【赤旗】艦載機訓練ノー 要請  2016年8月26日
投稿日:2016年08月26日

2016年8月26日(金)
“艦載機訓練ノー”要請   厚木基地周辺住民と斉藤議員

 神奈川県の「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と日本共産党県委員会、党県市町議員団は25日、外務、防衛の両大臣あてに、厚木基地(大和、綾瀬両市)で空母艦載機の着艦訓練を実施しないことなどを要請しました。
 要請には、日本共産党の斉藤和子衆院議員らが出席。志位和夫委員長・衆院議員と畑野君枝衆院議員の各秘書が同席しました。
 23~30日に硫黄島(東京都)で横須賀基地配備の米原子力空母ロナルド・レーガン艦載機が着艦訓練を実施。米軍は、天候等の理由で硫黄島で実施できない場合、厚木、三沢、岩国の各基地で実施すると防衛省に通告していました。
 要請書は、▽着艦資格取得訓練での深夜・未明の爆音をなくす▽空母艦載機の通常訓練をやめる▽MV22オスプレイの東富士・北富士演習場での離着陸訓練を中止し、厚木基地に飛来させない―ことなどを求めています。
 厚木基地周辺住民の会の河野幸司代表委員は「1日から空母搭載の固定翼機の半分が連日のように飛び、爆音が続いている。通常訓練はやめてほしい」と訴えました。
 両省の担当者は「騒音は周辺住民にとって深刻な問題。可能な限り硫黄島で訓練を行うように求める」と述べる一方、「運用上、深夜に帰還せざるを得ない」(防衛省)などと述べました。
 斉藤氏は「『深刻』だと何度も言っているが、基地周辺で生活する住民の立場に立って米側と交渉してほしい」と求めました。