【赤旗】習志野駐屯地を調査 千葉 集団的自衛権見据え訓練  2016年5月27日
投稿日:2016年05月27日

2016年5月27日(金)
習志野駐屯地を調査 千葉 集団的自衛権見据え訓練 椎葉比例候補・浅野選挙区候補ら

 日本共産党の斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき参院比例候補、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補は23日、戦争法(安保法制)のもとで、自衛隊の海外派兵部隊の拠点として強化がすすむ陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)の実態を船橋市平和委員会(準)とともに調査しました。丸山慎一県議、船橋市議団が同行しました。

 習志野駐屯地の第1空挺(てい)団は防衛相直轄の中央即応集団に編入され、海外派遣や国内有事の際には先遣兵力として投入される部隊です。
 参加者は、習志野駐屯地担当者の案内で駐屯地内にある訓練施設での空挺隊員によるC130輸送機の機内を模した訓練台からの飛び出し訓練や、高さ83㍍の降下塔からの落下傘による訓練などを視察。駐屯地に隣接する演習場では、C130輸送機を実際に飛ばし、高度約300㍍からのパラシュート降下訓練も実施しました。
 終了後、斉藤議員は「市街地でパラシュート降下訓練を実施する演習場は全国でここ一つしかなく、しかも精鋭部隊が集まっていると感じました」と話し、椎葉候補は「自衛隊の前提が専守防衛から集団的自衛権行使に変えられようとするなか、どう捉えるかが大事なると思いました」と述べました。
 浅野候補は「第1空挺団が、国民を守るためではなく、戦争法との関係で強化されていることに隊員のみなさんも不安だと思います」と語りました。