2016年6月1日(水)
無通告ヘリ訓練に抗議 党神奈川県委 防衛大臣らに要請
在日米軍が米陸軍基地・横浜ノースドック（横浜市）で、ヘリコプターを空中に停止させながら兵員をつりさげて訓練していた（4月25,29、に両日）問題で31日、日本共産党神奈川県委員会は、防衛、外務の両大臣に宛てて、訓練に抗議し、このような訓練は行わないよう米側に要求することを求めて要請しました。
要請書は、同基地は港湾施設であり訓練施設ではなく、周辺海域を含む上空も訓練空域ではないことから、今回の訓練は「（同基地での訓練を認めていない）日米地位協定に違反する疑いが極めて強い」と指摘。訓練が日本側に一切の通告もなく行われたことも問題だとしています。
要請には、畑野君枝衆院議員、椎葉かずゆき参院比例候補、あさか由香参院神奈川選挙区候補、河治民夫横浜市議らが出席、志位和夫委員長・衆院議員と斉藤和子衆院議員の両秘書が同席しました。
対応した防衛省担当者は、一般的な訓練は基地外でも可能であり、「（日米地位協定）違反があるという認識はない｣と説明。訓練の際は、周辺住民の安全への配慮が行われると述べました。
畑野氏は「このようなことを続けていれば、事故や事件が繰り返されるということは過去の事実から明白であり、繰り返さないためには日米地位協定を見直すしかない」と強調しました。
