【赤旗】教室不足支援学校 文科相が視察 斉藤衆院議員の指摘を受け 2015年6月30日
投稿日:2015年06月30日

2015年6月30日(火)
教室不足支援学校 文科相が視察  斉藤衆院議員の指摘受け  千葉・柏
 下村博文・文部科学相は11日、教室不足に悩む千葉県立柏特別支援学校(柏市)を視察しました。日本共産党の斉藤和子衆院議員が3月に国会質問で取り上げ、下村氏が「現地視察に行きたい」と答えていたものが実現しました。
 国会質問で斉藤氏は、全国の特別支援学校で教室不足が起こっていると指摘。柏特別支援学校では生徒数が年々増え、当初の22教室では大幅に不足し、図工室や技術室中でなどを普通教室に転用している実態をあげました。122人いる教職員も、半数は職員室に机を置くことができず、3人掛けの長机で執務している状況を示し、国庫補助の引き上げや正規職員の増員を求めていました。
 同省担当者によると、斉藤氏の質問を受けた下村氏は11日、校長や教職員、PTA会長などから話を聞き、生徒たちが、てるてるぼうず作りなどの作業をしている様子を視察。財政的支援や教員配置などきめ細かな対応が必要との認識を示しました。
 斉藤氏は「引き続き現場の実態や生の声を伝え、具体的な支援強化が実現するよう頑張ります」と話しています。