2016年9月30日(金)
ストップ患者負担増 保団連が請願署名を提出
医師・歯科医師でつくる全国保険医団体連合会(保団連)は29日、国会内で「ストップ! 患者負担増」署名提出集会を開き、全国から医師ら200人が参加しました。
保団連が3月から取り組んでいる医療費負担増計画の中止を求める請願署名17万9715人分(2次分)を提出しました。5月に提出した7万1395人分(1次分)と合わせ25万1110人分になります。
武村義人副会長が全国の医療機関の調査で、患者が経済的理由で治療を中断したと答えた医療機関が41%にのぼると報告しました。
全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介さんが「高額医療費制度があっても経済的負担が大きい。高額な薬剤を生涯にわたって飲み続けなければならない人もいる。『カネの切れ目が命の切れ目』になりかねない」と述べました。
大阪府歯科保険医協会の小山栄三さんが「医療改悪に反対していくと同時に対案を出していく必要がある。年金、医療、子育てを充実させることで経済効果がうまれることを提言していきたい」と語りました。
住江憲勇会長は閉会のあいさつで「署名を何十倍も増やす取り組みをしていこう。あらゆる機会で国会に訴えていこう」と呼びかけました。
日本共産党の15衆参議院、民進党の1衆院議員が参加。日本共産党から、清水忠史、藤野保史の両衆院議員、岩渕友、倉林明子、小池晃の各参院議員があいさつをしました。