2015年2月26日(木)
オスプレイ訓練は協定違反 山梨の共闘会議が政府要請
畑野・斉藤・田村各議員が同席
山梨県内の平和・民主団体でつくる北富士演習場全面返還・平和利用県民共闘会議は25日、同演習場での米海兵隊MV22オスプレイの離着陸訓練の中止を防衛、外務両省に申し入れました。
北富士演習場(山梨県)と東富士演習場(静岡県)では23~28日に、オスプレイ2機が訓練を計画(25日に中止発表)。3月6、7両日にも計画しています。
申し入れは、安保破棄県実行委員会の菅沢三郎事務局長、県平和委員会の桜井真作代表理事、日本共産党の秋山晃一富士吉田市議予定候補ら5氏が行い、畑野君枝、斉藤和子の両衆院議員、田村智子参院議員が同席しました。
菅沢氏らは、昨年8月の訓練が、演習場外の住宅地上空を航空法の最低高度基準(人口密集地300メートル、その他150メートル)や日米合同委員会合意(60メートル)より低い高度で旋回を繰り返すなど無法極まるものだったと批判。日米合同委員会合意違反を米政府に抗議することなどを求めました。
防衛省の担当者は訓練について「我が国の安全保障にとって大事だ」と容認しました。
参加者は「これまで演習場内だけだった訓練が、場外まで拡大している」「演習場使用協定では、使用日時、区域、部隊を通報することになっているがそれすらされていない」と改めて訓練中止を要求しました。
同席した畑野氏は「使用協定があるから、北富士では訓練はできないと、防衛省、外務省からも米側に言ってほしい」と求めました。