【赤旗】あらゆる分野で暴走ストップ 政治転換の願いを共産党に 千葉・松戸 志位委員長が演説
投稿日:2015年12月13日

 日本共産党千葉県委員会は12日、松戸市内で志位和夫委員長を迎え、来夏の参院選勝利をめざす演説会を開きました。会場の森のホール21は4階席までぎっしり。日本共産党の躍進で「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現、あらゆる分野で安倍政権の暴走ストップの願いを日本共産党にと熱く語った志位委員長の訴えに、大きな拍手が送られました。
 演説会では「安保関連法に反対するママの会@ちば」の荒瀬千秋さん(42)がメンバーとともに登壇。「『だれの子どももころさせない』と、ママならではのしぶとさで安保関連法(戦争法)に『ノー』をいい続けます。みなさんといっしょに『ノー』といい続けられるようお願いします」とあいさつしました。椎葉かずゆき参院比例予定候補は「若者に寄り添わず、世界一高い学費、非正規雇用を押しつけ、戦場へと追い立てる安倍政治は終わりにしよう」と語り、3人の子の母の浅野ふみ子選挙区予定候補は「子どもの未来に戦争はいらない。安倍政権を退場させましょう」と力強く訴えました。斉藤和子衆院議員があいさつしました。
 志位委員長は、自衛隊が戦後初めて殺し、殺されるという戦争法強行による「差し迫った現実的危険」と、立憲主義破壊による安倍政権の独裁政治ぶりを告発。日本政治にとって「国民連合政府」樹立が緊急であること、その政府の目的、戦争法以外の課題をどう対応するか、実現の可能性などについて詳しく語りました。
 このなかで、「二つのうれしいニュースがあります」として、(1)野党5党と意見交換会を重ねてきた市民団体から、戦争法廃止と立憲主義回復のために野党共闘を求める「市民連合」結成の提案(2)安保法廃止・立憲主義回復などを共通の目的にかかげた野党統一候補擁立の動き(熊本県)―などを紹介し、「大歓迎です」と表明。同時に、「国民連合政府」を提案した日本共産党がさらに躍進することが「国民連合政府」実現への力となることは間違いありませんと力説しました。
 志位氏は、戦争法とともに、「あらゆる分野で安倍政権の暴走ストップ、政治の転換を求めてその先頭に立つ日本共産党を伸ばしていただきたい」と訴え。沖縄・米軍新基地建設、環太平洋連携協定(TPP)、原発再稼働など、反対の民意を踏みつけにして強行する安倍政権の暴走を一つひとつ告発し、安倍政権を打倒するたたかいを強調。「『国民連合政府』を実現し、憲法の立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治、すべての国民の『個人の尊厳』を守り、大切にする社会をつくろうではありませんか」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。
 習志野市から参加した67歳の女性は、「戦争法廃止の一点で、立場を超えた選挙協力が進むと思います。さまざまな意見が集まったときに、悪政にブレずに物を言う共産党が伸びないと、せっかくの共同もバラバラになってしまう」と語りました。