2016年12月1日(木)
「千葉県の先生、100人足りない」 文科省に調査要請 斉藤衆院議員
日本共産党の斉藤和子衆院議員は11月29日、千葉県内の公立学校の教職員が100人未配置になっている(11月1日時点)として、文部科学省に実態調査を要請しました。全教千葉教職員組合の青木敏之書記長が同席して実情を説明しました。
青木氏によると、千葉県では産休や育休をした教員の代替が配置されていません。未配置は8月22人、9月57人、10月69人と増え続け、11月は100人になりました。青木氏は「氷山の一角」と述べ、「問題は各学校で未配置が問題になっているのに、県が実態を把握していないことだ」と強調しました。
また、管理職員の代替に限りあることや、短時間の再任用教員ではフルタイムの教員の代替ができないことなどの事例を紹介。さらに千葉県では、臨時任用職員について過去3カ月、任用しようとする職に就いていないこと、という規定があるとして「来年1月以降、臨時任用で教員になった先生が、新年度の4月以降、継続してその職に就けない」と訴えました。
斉藤氏は、文科省として実態を把握すべきだとして調査を要請しました。文部科学省の担当係長は関係部署に伝えると答えました。畑野君枝衆院議員秘書も同席しました。