11月16日「どう考える?子どもの不登校」をテーマにした企画に参加しました。
習志野市の谷岡隆市議、八千代市の堀口明子市議、船橋市の松崎さち市議が、各自治体での取り組みを各5分で時間内に端的に報告。
その後、教育行政学者の福嶋尚子さんが講演しました。
福嶋さんは、自らが不登校だった経験を話しながら、「なぜ、こんなにも学校が生きづらいのか!?」と。
不登校の子どもたちに、学びの場を確保するとしながら、それがビジネスの対象になってきているとの指摘も。
同時に、学校に行けなくなった子どもに学びの場を確保するということは、いまの学校はこのままで良いと肯定することになる。しかし、学校に行けている子どもたちだって、学校に行きたくない、嫌だと言ってることたちはいるわけで、いまの学校はこのままで良いということではない。
不登校になった子どもへの学びの場の確保という話に矮小化してしまうのではなく、いまの公教育、義務教育のあり方そのものが問われているという方向に向かわせる必要がある。
学校そのものが、子どもたちにとっても、先生たちにとっても生きやすい場にしていかなければならないのではないか。
との話は、自らの体験を通じて出てきた説得力のある中身でした。
その後、グループ討論を行い。
私は、不登校当事者グループで、みなさんと意見交換しました。不登校と一口にいっても、その理由は千差万別。
「なぜ、行かなくなったのか!?いまだにわからない」という話なども出されました。
「子どもが一番辛いんだから、厳しいことは言わず見守ってあげることが大事」
「でも、子どもの将来のことを考えると、行きたくない!をそのまま受け入れてしまって良いのか」
「ギフテットと言われる、理数系飛び抜けた能力があるが、文字が書けず、なかなかクラスに馴染めず…」など、さまざまな状況が出しあわれ、答えが出たわけではありませんが、こうやって話し合うことの大事さを痛感しました。
不登校問題は、子どもや親だけの問題ではなく、まさに、すべての子どもたちに関わる、日本の教育のあり方、そのものが根本的に問われている問題だと痛感します。